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どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中

第7章 図書館の君 【夢主side】


ぼくだけのお気に入りの場所に最近邪魔者が来る。

その邪魔者はいつも背後から忍び寄ってきてぼくの頭を突く。

いつもいつもいい感じにゾワッてなるところを突かれて、本当に寒い。

背筋の毛穴が全部閉じる。

ほんとにやめてほしい。

でも、邪魔者曰く、ぼくはそうでもしないと気付かないらしい。

別に気付きたくもないもんねーっだ!

その邪魔者、ラビはぼくの頭を突くとすぐに隣の席に座る。

そうして資料を読み始めるんだ。

なんでも、ブックマンにここの図書館の資料を全部記録しろとか言われてるらしい。

次期ブックマンも大変なんだなって思う。

本を読みながら、たまに横のラビを盗み見る。

真剣に読んでで、少し眉間にシワが寄ってる。

ユーちゃんみたいだなって思うけど、ユーちゃんのそれとはまたちょっと違う。

ブックマンのことクソジジイって言ったりもして文句言ってるけど、しっかりと勉強してるのを見ると真面目なんだなって思う。

図書館で会うようになってから、ラビのあの作り笑いは、ぼくの事がよくわかってなかったからぼくの事を探ってたのかなって思い始めた。

だって、あの日以来、あの気色悪い顔を見たことがないから。

ちゃんと心から笑ってるし、シュンって落ち込んだりもするし、子供みたいにはしゃいだりもする。

なんか、ぼくの方が歳下だけど、たまに、こいつの方が歳下だ。って思うこともあるくらい。
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