第10章 心の奥にあるものは?② トレイ・クローバー
「あぁ…外してやる」
トレイは鍵穴に鍵を差し込み、解錠して貞操帯に手をかけて、ゆっくりと下に下ろした。
すると、私の秘部から垂れていく愛液が銀色の糸を紡いでいた。
「やだぁ…こんなの…」
私は顔を手で覆い隠した。
「は俺が思っていたよりも変態なんだな」
蜜壷に指が突き立てられると共に粘着質な音が寝室に響く。
「んうっ…あ…やだ…」
焦らされて熱が溜まった身体は愛液を留めさせることなく溢れさす。
トレイの太い指がナカをまさぐっていく。
嫌な奴の指のはずなのに私の身体はトレイの指を求めてしまう。
気分が高揚していき、抵抗している手もほぼ添えているだけで無意味だ。
やめなくちゃならないのに、やめたくない。
「ひゃあっ!あっ、そこ、んあっ!」
トレイの淫らな指先がザラザラした弱い所を見つけて擦り当てた。
指の腹で何度も擦られると、だんだん声が上擦ってくる。