第17章 淫らな拷問 レオナ・キングスカラー
唐突に口の奥に親指がねじ込まれ、カプセルを噛むことを封じられる。
そのまま指が入ってきて、人差し指が毒のカプセルを引っ掻きだし、床に落とされて靴の裏で潰れた。
「そう易々と死なれちゃ困る、俺はお前を殺したりなんかするつもりはないからな」
レオナはにやりと口角を釣り上げて笑った。
何て憎い男だろう。
私はその一心でレオナを睨み返す。
「はあっ…はあ、あ…」
途端に体が熱くなってきた。
手枷と足枷が擦れるだけで甘い刺激となり、背筋が震える。
息も浅くなってきている私を見て、レオナは面白そうに微笑んだ。
「そろそろ効いてきたころか」
「なに、を…」
額にじっとりと汗が滲む。
「俺は雌に手をあげるつもりはねぇからな、お前は聞かれたことに答えるだけだ」
指先が首筋をなぞる。
肌の表面が泡立ち、ぞわぞわする。
「まず質問一つ目」
胸元のリボンがとかれ、胸がふるりと揺れて露出する。