第16章 囚人のワガママ レオナ・キングスカラー
「やああっ!あぅ、ん…んんっ♡」
刹那、一気にキングスカラーの男根が肉壺を突き破ってきた。
ゴツゴツとした感触とネコ科特有のトゲが膣壁を荒く擦ってきて痛いくらいだが、快感になっている自分がいる。
腰が浮いているのが自分でも分かり、感じたくないと唇を噛み締めるほど甘い電流は頭を流れてくる。
「んあっ、あ、はあっ♡だめ、だめなのぉ…!♡」
キングスカラーがさっき言っていたように、私はいつも囚人たちと男性看守に舐められないようにとわざとキツい口調を一貫して貫いてきた。
私だって家に帰れば普通の女性だし、厳格な職場での作り上げた厳格な性格なせいで彼氏も出来ず、こじらせたフラストレーションだけが溜まっていく。
固く凝り固まったフラストレーションをキングスカラーにこじ開けられたことで歯止めが効かなくなりそうで怖いのだ。
「ばかに、んん♡、なっちゃうぅ…!ああぁっ!」
「のこのこ牢獄に入ってくる時点で馬鹿なんだよ、看守サン♡」
「なっ、馬鹿にしてっ…あんっ!」
キングスカラーはしてやったりの顔をして警察手帳をチラつかせる。
「警戒心緩すぎんだろ、逃げなくていいのか?仲間が来ちまうかもしんねぇぞ」
__仲間。
私は途端に我に帰った。
部下が不審に思って必ず戻ってくるはずだ。
隠れる場所のない牢獄でこんな姿を見られたら面目丸つぶれである。