第11章 メイド服を脱がせて レオナ・キングスカラー
「レオナ!頼んでいた物が届いたよ!」
陽気な明るい声とともにレオナ様とよく似た顔の人物が入ってくる。
「あれ?お取り込み中?」
「こっ、国王陛下…!」
レオナ様に押し倒されている場面を国王陛下に見られてしまうプリンセスがかつていただろうか。
レオナ様はチッ、と舌打ちをし、私はベッドに突っ伏した。
「レオナ様が悪いんですからね!!」
「兄貴!入る時はノックしろ!!」
「えへへ、ごめんごめ〜ん」
ファレナ様はレオナ様に頭を小突かれ、へらへらと笑みを浮かべる。
「あ、これこれ。プリンセスに最後の仕上げしてあげてよ」