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 醒めない夢を 【短編集】【R18あり】

第11章 メイド服を脱がせて レオナ・キングスカラー


「お夜食お持ち致しました」

私は銀色のワゴンに夜食のスープとサンドイッチを乗せてレオナ様の部屋に入る。
レオナ様はベッドの上で寝転がっていて、私の姿を見ると、起き上がり、ワゴンを横にとめるように指示した。

「食うのめんどくせぇ」

「え?」

レオナ様はボリボリとだらしなく頭を掻く。

「そう言われましても…」

流石にこの夜食が捨てられてしまうのは申し訳ない。
私は途方に暮れていると、レオナ様がスプーンを持ち、私に差し出してきた。

「お前が食わせろ」

「はい?!」

「早くしろ、冷める」

レオナ様はもう口を開けて私のスープ待ちをしている。
その様子は何とも言いがたく、とにかくレオナ様の顔面偏差値が光り輝き、私は手が震えてきた。
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