• テキストサイズ

俺様主君といたずらな恋

第7章 動き始めた時間


大倉side

「丸ちゃんすごく美味しそうに食べてくれるから

なんか嬉しくなっちゃうな笑」



「ほんまにうまいもん、この唐揚げ!!

ひなこは料理上手なんやねぇ…

もう、いっそ大倉なんかやめて

丸山家ににお嫁に来ちゃう笑?」



「ありがとう冗談でも嬉しいよ笑」



「え?全力で本気やけど…?」



て……

待てーい!!!

初対面にして

なんやねんこの会話!

なんやねんこの仲良しっぷり!!



何をしれっと

口説いとんねーん!!!


恋愛に悩みすぎて

丸のふんわり優しい言葉

"助けてあげよか?“

の一言に乗せられた挙句

ひなこの家に連れてきた結果が

これや…涙



見るに耐えなくて

2人から少し離れた場所に移ってみても



仲良くケタケタ笑いながら

喋る2人に

苛立ちはMAXで…



イライラの吐口に

お酒が進むくんやわ!!!






「ほんまにひなこはかわいいなぁ…笑」


なんて丸の声が聞こえて

チラリと声の方に目を向けると


丸の手がひなこの頭に触れる寸前で



慌てて2人に駆け寄って



「丸!!!

もう今日は帰ってくれへん汗!?」



そう叫んで

腕を掴んで玄関まで引きずり

役立たずな上に邪魔でしかない丸を

有無を言わさず外に放り出してやった汗!
/ 90ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp