第7章 ※冨岡義勇【鬼滅の刃】
冨「お前が好きだ。」
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蝶屋敷で眠っていたら突然和風のお部屋に閉じ込められました。
起きたらこの部屋にいた、という感じです。
…とある世界ではこれが日常茶飯事の様に起こっていると。
その現象の名は、ご都合けっk…
まあ雑談はここまでとして。
今、私のお隣には柱の冨岡様が鎮座しております。
何故柱の冨岡様まで閉じ込められたのかはわかりませんが、きっと何かしら出る方法はあるはず…
私は立ち上がり、部屋を一通り見渡す。
布団が1つ、障子は開かない、2段の引き出しと3段の引き出しが1つずつ、ここからではよく見えないが、看板らしきものが1つ。
この部屋にはそれくらいしかものがない。
何かカギがあれば、と思い、私は引き出しへと向かう。
すると、冨岡様が私の後を追ってついてくる。
冨「俺は此方の3段の引き出しを調べる。」
どうやら、一緒に探してくれるらしい。
「では、私は2段の方を調べますね。」
私たちは別れて引き出しを調べる。
私が引き出しの上段を開けると、
何も無かった。
下段にも無かった。
3段の方でなにか見つかってれば…と冨岡様の方へ向かう。
「何か見つかりましたか…って冨岡様?」
冨岡様は1枚の黒い紙を見つめて黙りこくっている。
私は後ろからその紙を覗くと、赤い血のような文字でこう書かれていた。
『性交しないと出られない部屋』…?
途端、私はその意味を理解して畳にへたり…と座りこんだ。