第4章 ※轟焦凍【ヒロアカ】
そしてあの話をしてから数日ー
焦凍と私は、それぞれお互いに着て欲しいコスプレを用意して向かい合っていた。
と言っても、私は特に着て欲しいものは無かった為、焦凍に全て任せた。
轟「彩夏。俺は隣の部屋で着替えてくるから、着替え終わったら呼んでくれ」
焦凍はそう言って部屋から出ていった。
焦凍が用意したものは、先日言っていた言葉通りナース服だった。
着るのが大変そうだな…と思いつつ、着ていた服を脱ぐ。
焦凍に渡された紙袋からナース服を覗いてみると、胸元と背中が大きく開いた、丈の短いものが入っていた。
「……」
これを着るのか…
私は数秒間の間羞恥と戦っていたが、焦凍のコスも見てみたい好奇心から、着ることを決意した。
いざ着てみるとやはり羞恥の方が大きく、今からでもやめられないかと頭の中で必死に打開策を考えていた。
轟「彩夏?終わったか?」
ハッとしてドアの方を向くと、もう既にドアは開いていた。
「…あ。」
焦凍は、ヴァンパイアのコスをしていた。
しかもご丁寧に牙までつけている。
「かっ…こい…」
轟「どうだ?似合うか?」
マントをひらひらさせながら焦凍が問う。
正直に言うとすごく似合っている。
似合いすぎて怖いくらいだ。
「すごい、似合ってるよ…?焦凍かっこいい」
私がそう言うと、焦凍は満足そうに笑って私を押し倒す。
「んっ…」
触れるだけのキスをしながら、焦凍は私の胸を優しく揉む。
そのうち舌が入り込んでくると、私の息は荒くなる。
「はぁ…っ焦凍…」