Second reincarnation【ツイステ】
第6章 部活動見学Part2
「おやレイさん、お久しぶりですね。…如何しましたか?こんなところで」
「久しぶりですジェイド先輩…実はあの、私部活動の見学をしてて…」
「もしや、山を愛する会にご興味がおありで!?」
「え!?あ、いやその!!…とりあえず見学をさせてもらえればと…」
見たことないような嬉しそうな様子で190㎝の巨体に迫られて、後ずさると
ジェイド先輩に続いてシロ先輩も山から出てきた
「うえぇ…疲れた……」
「シロ先輩!?どうしたんですかそんな泥だらけになって!?」
同じ山から出てきたジェイド先輩はほぼ無傷で、寧ろ生き生きとしているのにもかかわらず…シロ先輩は身体中が泥塗れだ…
「オレ運動神経皆無だからさ…こんな足場の悪い所来たらこうなるんだよ…」
「それなのに付き添いで参加してるんですか…」
「オレ部活は無所属だし、無駄に交流あるからフロイドに頼まれた時断れなくてな…その代わり採取したキノコのうち何割かはもらう約束してんだ」
…ラウンジでバイトして食費も稼いでるのに…随分と大食いなんだろうか。こういうの確か、痩せの大食いというんだっけ
そんな様子のシロ先輩を見て、クスクスとジェイド先輩が笑う
「差し詰め歩く防犯ブザー(自動)と言った所でしょうか」
「人を便利道具みたいに言ってんじゃねーよ…」
「仲がよろしいんですね…」
「いやどこが…?オレどう見ても可哀想だよね…」
泣き言をぼやきつつも、シロ先輩は体操服についた泥を払って落とす