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【ヒロアカ】〜復習に囚われた天使〜

第22章 ー襲撃後ー


**Noside**
ヴィラン襲撃後ーー
雄英高校が受けたダメージは大きかった

生徒41名のうちヴィランのガスによって
意識不明の重体 15名
重・軽傷者 11名
無傷で済んだのは13名だった

そして行方不明 2名ーー

プロヒーローは6名のうち1名が
頭を強く打たれ重体……そして
1名が大量の血痕を残し行方不明となっている

そして襲撃から2日後ー
重体で運ばれた緑谷が漸く目を覚ました

意識がまだはっきりとしない中
彼の病室にクラスメイト達が見舞いに訪れた

「テレビ見たか?学校今マスコミやべーぞ」

「春の時の比じゃねー」

「メロンあるぞ、皆で買ったんだ」

各々が彼に話す中、飯田がここに来ていない
クラスメイトの現状を分かりやすく説明する

「ここにいるのはその人たちを除いた15人だよ」

「爆豪と…神無月が居ねぇからな」

唇を噛み締めて言う彼に他の全員も押し黙る

「オールマイトがさ、言ってたんだ…
手の届かないところには助けに行けないって。
だから手の届く範囲は必ず助け出すんだ…

僕は…手の届く場所に居た。
必ず助けなきゃ行けなかった…!

僕の個性はそのための"個性"なんだ……
…相澤先生に言われた通りになった」

いつか彼が言われた相澤先生からの言葉

"お前のは1人助けて木偶の坊になるだけ"

「身体…動かなかった」

「じゃあ今度は助けよう」

悔し涙を流しながら言う緑谷に
そう言ったのは切島だった

攫われた2人と仲が良かった彼だが
襲撃の際…補習という事で建物内に居たため
何も出来ないまま全てが終わっていた

「実は俺と轟…昨日もここに来ててよ
その時に聞いたんだ…八百万が
警察とオールマイトに話してることをよ」

大切な友と好きな女ーー
その2人を助けに行くために
彼は今の考えを緑谷に話すのだった
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