• テキストサイズ

【ヒロアカ】〜復習に囚われた天使〜

第16章 ー募るそれぞれの想いー



『それじゃ轟君はゆっくりしてて?
パパっと夕飯作っちゃうからさ』

「何か手伝えることないか?」

『お客さんはゆっくりしてて下さーい』

彼の背を押しリビングに案内してから
私は1人キッチンで夕飯の支度を始める


**轟side**

神無月との帰り道ー
何故か俺の口から出たのは
彼女の家に行きたいという言葉

(…俺…どうしちまったんだ?)

結局夕飯までご馳走するという
彼女に甘え、リビングで待っている俺

キッチンから聞こえる包丁の軽快な音

彼女の部屋に来るのは2度目だが
今回の方が緊張している気がする

『轟君、ご飯出来たよ〜』

そう言って運ばれた料理を見れば
俺の好物の蕎麦で美味そうだ

「これ…」

『轟君蕎麦好きでしょ?
いつも食堂でざる蕎麦食べてたから
今日は変えて暖かいお蕎麦にしてみた♪』

そう悪戯っぽく笑う彼女

本当彼女は人をよく見ている
そして人の心を掴むのが上手くて敵わない
/ 198ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp