第10章 二人ノ死神
猫が鳴いた
「どうしたんスか、夜一サン?雨でも来そうっスか?」
浦原は黒猫の隣にしゃがみ込む
「安い演技をするな喜助。わかっておるのだろう?」
黒猫は"喋る"
「"奴等"が来ておるぞ」
「その話、ミルクの前と後と、どっちにしましょ?」
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『………来た……』
少女は死覇装を身に纏い空に立つ
『お仕事……しますか……』
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「おーい、ルーキアー!晩メシだぞーってありゃ?何だよ アイツまたどっか行ってやがんな…」
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世話になったな
朽木ルキア
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机に置いてある紙に気付かず部屋を出る一護
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「背面適合113!神経結合率88.5!マジかよ!ホントに義骸に入ってんじゃねーか。」
満月の下2人の死神は居た
「…捕らえよさもなくば殺せ…」
「…朽木ルキア…見ィーつーけた!」