第8章 行方不明ノ死神
── 後日 空座第一高等学校 ──
「席つけーってあれ?紫陽花どこ行った?」
「具合悪いので保健室に行きましたー」
「おぉ、そーか」
── 保健室 ──
壊牙は拗ねて保健室で不貞寝していた
『ばかやろう……あんなあからさまに避けなくったっていいじゃない!』
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教室では、
「怒ってんじゃねぇのか………」
「………謝り行くぞ、一護」
「……おう…」
真剣な表情で話していた
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「「すまん/すまねぇ!!!」」
休み時間、保健室に行き土下座する2人
『…………なにが』
未だ不貞腐れて頭まで布団を被る壊牙
「え、えーと、あれだよ!そのお前実はめっちゃ凄いって聞いてよ!そ、そのなんだ、敬わねぇとなぁ〜って………」
「そ、そうだ!こ奴が紫陽花さんの凄さを分かっておらぬかった為私が力説したのだ…………」
「「『……………』」」
暫し沈黙が訪れる
『……なーんだ!早く言ってよ!それに、敬わないでよ〜!仲良くしよ?って言ったじゃん!!』
布団から顔を出しにこにこしながらそう言う
『はい!じゃあもうお終い!授業行こー』
一護とルキアの手を引き保健室を出る
「「ああ/おう!!」」