第1章 luz【待たされた分】
人物説明
女子高生(2年)の主人公ゆいちゃんと
高校3年生のるす(luz)くんのお話。
ゆいちゃん=『』 るすくん=「」
「何見てんの」
そう声をかけてきたのは乙女の部屋に躊躇もなく当たり前かのように入ってきた一つ上の幼馴染のるすであった。
『エロ本』
恥じらいもなければためらいもない返答。
何を隠そう私は昔から変態だった。
エッチなシーンを眺めつつ日に日にヤりたいという欲望は性欲と共に溜まっていた。
「ふーん」
『るすってもうヤったの?』
「まだ」
『童貞じゃ〜ん。』
「処女に言われたくない」
『何も言い返せない』
るすは運動できるし勉強は普通だけど容姿完璧なんだよね。なんでこれで彼女作んないのか私には到底理解できない。私がるすなら彼女作ってにゃんにゃんするのに
『なんで彼女作んないの?』
「好きな子おるし」
『おぉ、告白すればいいやん。るすなら絶対OKされるって、なんせ容姿よし運動よし勉強もよしやもん』
「何回好きって言っても濁らされるん」
『まじ?そやつひどいな』
「自覚してるならいい加減返事してな」
『いや、それは好きな人に言えよw』
「言ってる」
『言ってるのに気付かんの?むっちゃ鈍感やん』
「そう。すっごく鈍感。もうほんとにイライラするぐらい鈍感」
そう言うとるすはベッドに座ってた私を押し倒した
『え』
平然を保つ私だが普段からエッチな本を読んでいたせいかこの先を期待してしまって顔は林檎のように赤くなっていた
「保育園のときからずっっと言い続けてきたで?好き好き。大好きって。なのにゆいはずっとまともな返事くれんかった」
『だっ…だって…わかんなかったから…///』
「なら俺の気持ちその体に叩き込む」