第2章 眠そうなそらるさんと彼女
「ただいま〜名前」
「そらるさん!お帰りなさい〜……っきゃ!」
いきなり彼が頭を私の肩に乗せてきたので、思わず変な声が出てしまった。
「んん〜眠いよ名前」
「ちょっ!更に肩に体重かけるのやめてください!」
然し本当に彼を見てると眠そうだ。
私達は付き合ってから同棲しているが、今日のそらるさんはあまりにも眠そうなのでベッドまで頑張って運ぶことにした。
……でもこうなるのも無理はないよね。
最近AtRの打ち合わせとかあったから疲れちゃったのかも。
なんとかベッドまで運び終えた。
そして布団の上に彼を寝かせる。
「ちゃんと寝て下さいね……」
「………しない」
「え?」
「このまま寝るなんてしないから」
「えっ……きゃ!」
驚いていた私に彼がいきなりキスしてきた。
しかも暫く経つと舌も入れてきたので吃驚してばかりだ。
「ちょっ…そらるさん!?寝るんじゃないんですか!?」
「名前が可愛いから寝たくない……このまま悪戯しちゃお」
そう言って私に微笑む彼の顔は、悪戯っ子のようだった。