第17章 地獄式鍼灸術
貴方「大王!?」
鬼灯「どうしました大王!?」
閻魔「イタタタタタ腰が痛い!!コレヤバイよぎっくり腰かも!ちょっ...どっちでもいいから医者呼んで!」
ぎっくり腰になった閻魔大王
鬼灯・貴方「............」
閻魔「完全に“どう料理してくれよう”って目ェしなすってる!!!旅人を一晩泊める時の目だよそれは!?」
鬼灯「きょうは近くの医者が休みです」
貴方「とりあえず安静にしましょう」
閻魔「むむむ謀反...!?ついに謀反!?」
鍼治療の本を読む鬼灯。
閻魔大王は床に布団を敷いてその上に寝転がっている。
閻魔「(ヒョエエエエエエエエエエ)」
鬼灯「......大体理解しました」
閻魔「大体じゃ困るよしかも何!?君が治療するの!?」
閻魔「鍼をやるならプロ(白澤君)を呼んでよ!」
鬼灯「あんなもの呼ぶくらいなら自分で失敗したほうがマシです」
閻魔「ワシがマシじゃないよ!瓜美ちゃん助けて!」
貴方「日々のグータラぶりが災いしたんですよ。なので助けません」
閻魔「ワシの味方いない!!」
─
不安な例...
「あっ...えっ......血が出ちゃった。違ったかなぁ......まあいいや」
白澤「信頼できる鍼灸師さんを選んでくださいね」
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鬼灯「任せなさいいいから任せなさい」
閻魔「(信頼できるとかできないとかそれ以前に......!!)」
そこに通りかかるシロ達
シロは花咲爺を歌っている
閻魔「シロちゃんちょっと助け......小判出すぎ」
シロ「この歌さあ、何で“ポチ”なの?白い犬には“シロ”が最良でしょ?」
貴方「...確かに花咲爺さんの犬は白いですけどね」
ルリオ「アレ?閻魔大王?どーしたんスかこんな所で...」
シロ「床で寝るって気持ちいいよねぇ」
柿助「大王は犬じゃねぇよ......」
鬼灯「ぎっくり腰で動けないのです」
閻魔「そう困ってるんだ...」
ルリオ「あ~あの腰が痛いヤツ」
シロ「あっあれ犬もなるんだよ。痛いよねえ~」