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第二補佐官は第1補佐官の嫁です【鬼灯の冷徹】

第12章 精神的運動会


救急班...

桃太郎「...コレ、毎年やってるんスか?」

兎を撫でながら競技を見て言う桃太郎

白澤「やってるね。でも今年が変なんだよ」

桃太郎「玉入れの玉がなんか泥団子ッスよ......」

白澤「アイツ、何考えてんだろうね」
──
鬼灯「何を甘いことを。地獄では強くてナンボです。プラナリアよりタフなくらいでないと」

貴方(プラナリアよりタフって凄いですよ......)

鬼灯《最終種目 大玉転がし》

獄卒「何だ、この大道具?」

獄卒「玉は?」

大掛かりな装置が設置されているが、肝心の大玉が見当たらない

すると、巨大な鉄球がゴロゴロと転がって来て

獄卒「!?ヒイッ」

そして、落ちてきた

避けた獄卒だが鉄球がスイッチとなり他の仕掛けが作動した

閻魔「残酷ピタ●ラスイッチ!!!」

鬼灯《さあ早くゴールの人質を助けてください》

結果的にさっきの数倍ある鉄球に火がついた状態で人質となっている獄卒に向かって転がり始めた

人質獄卒「わあああああ!!!」

閻魔「ああっ!間に合わないっ...」

鬼灯・貴方「............」

金棒を担ぎ飛び出す鬼灯と瓜美

ブンッ

始めに瓜美が金棒を投げ地面に突き刺さる

その金棒に当たり一瞬勢いが弱まった鉄球を鬼灯が金棒で弾き返した。見事な連携プレイ

人質獄卒「お...おお......」

感激する獄卒

鬼灯「...明日の本番では一切助けませんからね」

獄卒「.........本...番?」

人質獄卒「...今日.........リハ?」

貴方「精神的負担を伴うと言ったでしょう」

閻魔「............」

閻魔大王には鬼灯が弾き返した鉄球がぶつかっていた
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