第8章 地獄の沙汰とあれやこれ
ナレーション:サタン
私はサタン。西洋地獄の王だ。今日は日本の地獄へやって来た。いずれは東洋もこのサタンの傘下に収めてやろう。何、アジアの小国など平和ボケしているに決まっている
サタン「よろしくどうぞ」
閻魔「これはご丁寧に」
コイツが閻魔だ
閻魔「遠いところをようこそ」
ホラ見ろ、いかにも人がよさそうだ。
サタン「いえいえこちらこそ。急にお邪魔しまして......」
こりゃ肩すかしなくらいだな
閻魔「いや、ゆっくり話したいところですが、私も忙しい身でしてな。案内は部下にさせましょう」
ふん、目的は偵察だ。案内が誰だろうと構わん
閻魔「是非ご自由に見て回ってください」
そうするつもりだ。
閻魔「私の補佐官の鬼灯と第二補佐官の瓜美です。優秀な部下です。ご安心ください」
ほう
閻魔「鬼灯君、瓜美君、くれぐれもそそうのないようにな」
鬼灯・貴方「はい」
うむ......治国に有能な片腕はつきものだからな。ついでにコイツらもよく観察しておこう
鬼灯・貴方「よろしくお願いいたします」