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第二補佐官は第1補佐官の嫁です【鬼灯の冷徹】

第29章 プライドの男


ベルゼブブ「鬼神ってのは皆こうなのか?悪魔の方がよほど健全だぞ」

鬼灯「失敬な」

鬼灯「EU地獄の住民は悪魔。すなわち人を堕落へ導きその誘惑に負けた者を更に苦しめるのが仕事でしょうが……我々は罪人を裁き反省させるのが仕事なのです」

ベルゼブブ「…まァ、それはわかるが……じゃあ武道なら得意か?」

鬼灯「できますが剣技一つ取っても剣道とフェンシングになってしまいますし…言っておきますが真剣の切れ味は西洋の方の想像をはるかに超えますよ」

剣を鞘から少し抜く

ベルゼブブ「何で真剣前提!?」

ベルゼブブ「ダメダメ!切るとか突くとかはナシ!」

鬼灯「さっきから何を必死になっているのです?」

ボーンボーンと掛け時計が鳴る

貴方「 そろそろ終わるんじゃないですか?サタン様の講演会」

ベルゼブブ(このままじゃ単にコイツと遊んだみたいになってしまう)あ、お前腹筋何回できる!?」

鬼灯「すみません。私たちもそろそろ仕事に戻らないと…」

ベルゼブブ(ああクソ、すっきりしない。「勝った」と思える結果なんてコイツから得られねーよちっくしょ~~~かかわるんじゃなかった)

ハッとした顔になるベルゼブブ。

ベルゼブブ(待てよ……この夫婦は揃いも揃って補佐官!!つまり余り夫婦で時間を過ごす事は無い!!。
俺は嫁さんとの時間を持ってる!!!)

さっきから百面相しているベルゼブブに首をかしげる鬼灯と瓜美

ベルゼブブ「勝った!!!」

鬼灯「?何がです?」

ベルゼブブ「何を意地になるうことがあった!?俺はリリスに愛されている!!」

鬼灯「…情緒不安定ですかね?」

貴方「漢方薬局紹介しましょうか?」

その漢方薬局


白澤「リリスちゃんはさあ、何で今の旦那さんと結婚したの?」

リリス「さあ……猛烈に迫られたからかしら?ああいうプライドの高~いエリートが一番アタシみたいのにハマリやすいのよね~~」
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