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第二補佐官は第1補佐官の嫁です【鬼灯の冷徹】

第29章 プライドの男


昔々ある所に天国一、美しい天使がおりました


その天使は『明けの明星』と呼ばれるほどの美貌を誇っておりました。そう かの有名なルシファーです


天使というのは『派遣された者』、神の意思一つで町一個ブッ壊すほど忠実な従者です。しかしルシファーは忠実さに欠け、その尊大な性格故…


堕天して急にガチムチになりました


サタン«_これが現EU地獄の魔王・わたし(サタン)の誕生です。あの時はホントびっくりした»

今日はサタン王の講演会。「サタン王講演会 in Japan」と書かれた幕がある。

サタン«しかし私は鏡に映った自分を見てこう思いました。美しい、と»

サタン«私そもそもプリンス系よりナイト系に憧れる派なんだよね»

義経「わかるなぁ~その気持ち」

同感する義経公。

サタン«だから今、私、幸せです。幸せは他人の評価の中ではなく己の中にある»

獄卒「悪の総統の割に妙に悟ってんな……」

─場所は変わり同時刻

ベルゼブブ「ハァ……サタン様…講演会やると必ずあの話するな……」

サタン王と来たベルゼブブだが講演会から外れ自動販売機で珈琲を買った。「ここからが長いんだよな…」とぼやく。

ベルゼブブ(平和条約締結以来こうして交流も増えた…辺境とはいえこの島国の信頼を得ておいても損はない)

ベルゼブブ(サタン様は本来東洋も治めるべきお方だ…何とかこの国をその踏み台にできればな……さすれば俺ももっと躍進しリリスにももっと贅沢させてやれる。そうすればリリスも俺一筋になるかもしれない。しかしこの国には食えない補佐官がいるからなー…能面みたいな……それも二人……)

鬼灯「おや」

そこで鬼灯と瓜美が通りかかった

貴方「貴方は…」

べ「おおっ!」ビクッ

驚いて缶珈琲が手から落ちた



鬼灯・貴方「誰でしたっけ?」

べ「ベルゼブブだアアアアア!!思い出せッッ!外交の席で何度か会ってるぞ!!お前ら!!」
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