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第二補佐官は第1補佐官の嫁です【鬼灯の冷徹】

第26章 十王の晩餐


唐瓜「…にしてもすごいですねー供物の量」

鬼灯「…と、もうこんな時間……」

鬼灯が時計を見て呟く

唐瓜「アレ?どっか行くんですか?」

鬼灯「ええ。この亡者達の判決を出した方々の会食場へ」

唐瓜「へえ~~……え、つまり十王!?」

鬼灯「ええ。大事な懇親会です。よかったら食事運ぶの手伝います?」

鬼灯に誘われせっかくの機会と同行する唐瓜。

会場に着くと十王が揃っていた。そこには瓜美の姿もあり先に来てたんだなと唐瓜は思いながら十王を眺める。

唐瓜「(閻魔大王だけでかくね!!?)」

鬼灯「大王って巨漢ですよねえ~~」

唐瓜の心を読んだかのような返しをする鬼灯。

鬼灯「現世の地獄絵でも閻魔大王は一番大きく描かれることはありますが実際そうなんですよ」

唐瓜「…変なだまし絵みたいだなあ……」

この会話に加わる十王。

初江王(しょこうおう)「我々なんて大王に比べたら十把一絡(じっぱひとから)げ」

五官王(ごかんおう)「そうそう。現世の我々の絵なんてパンダ並みに個体差もありませんし……」

王「こうして閻魔大王主催の会食へ出席できるなんてありがたい話です」

王「食卓も豪華ですねえ~~さすがは大王」

閻魔「イヤ、これは鬼灯君と瓜美君が…」

王達と話す閻魔大王

唐瓜「王がこれだけいると壮観だなあ」

鬼灯「せっかくですから紹介しましょう。10人もいるのでテンポよく。サンハイ!」


ひ~とり【秦広王】

ふ~たり【初江王】

さんにんいるよ【そう帝王】

よ~にん【五官王】

ご~にん【閻魔王】

ろくにんいるよ【変城王(へんじょうおう)】

しちにん【太山王】(たいざんおう)

はちにん【平等王】(びょうどうおう)

きゅうにんいるよ【都市王】(としおう)

じゅうにんのさいばんか~~ん【五道転輪王】(ごどうてんりんおう)


鬼灯「ついてこれました?」

唐瓜「歴代の校長の写真見てる気分でした……あと閻魔大王見切れてましたけど……」

鬼灯「よく“秦広王の方が閻魔大王っぽい”と亡者に言われます」
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