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第二補佐官は第1補佐官の嫁です【鬼灯の冷徹】

第25章 地獄三十六景


先程の壁画の件についてどうしようかと外を歩きながら考える瓜美と鬼灯

野原に茄子と唐瓜を見つけた。

貴方「茄子さん」

スケッチをしていた茄子が顔を上げる

貴方「…スケッチですか?」

茄子「はい!」

唐瓜「あ」

唐瓜も付けていたイヤホンを外す

スケッチを見せてもらうと、ピカソみたいな絵が描かれていた。
見ていたのは針山なのに。

鬼灯「何故ここの景色のパースをとりながらこの絵を……」

茄子「見てたら浮かびました」

茄子「これはシュールレアリスムを基盤に昨今の金欲主義への警鐘と肉欲への皮肉を折りまぜた地獄絵です」

鬼灯「凄まじい脳内変換」

唐瓜が説明してくれた

唐瓜「茄子って昔から結構コンクールとか入選してたんですよ」

貴方「それは知りませんでした」

唐瓜「…でも受賞の言葉とか全ッ然ダメで…落ち着きもないし…」

茄子「俺、式とか会とか苦手……」

唐瓜「でも俺、コイツの絵とか彫刻って好きなんです。コイツの部屋凄いッすよーゴッチャゴチャで……」

貴方「彫刻も?」

茄子「やります!何でも好き!」

茄子は芸術面が長けているようだ

鬼灯「よければ見せて頂けませんか?貴方、実家でしたっけ?」

茄子「ううん。俺達は寮に住み込み。すぐそこですっ!」

貴方「では、お邪魔していいですか」

茄子「ワーイ瓜美様と鬼灯様が俺んちに遊びに来る!」

瓜美の手を取ってはしゃぐ茄子

唐瓜「家庭訪問に浮かれる小学一年生……」
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