第3章 ギルド
ざわざわ
ここがマグノリア…。
なかなかに賑やかな街ですね。
まずは宿を探しませんと…。
しばらくはここに留まることになりそうですしね。
宿はすぐに見つかった。
この大陸の通貨は私のと同じジュエルのようですね。良かった。
チェックインをして部屋に入る。
手入れの行き届いた良い部屋ですね。
この部屋ならば、長居しても問題はなさそうです。
さて…少し散策でもしましょうか。
いざというときに街を知っているのといないのとでは大違いですからね。
私が外にでたとき。
ドゴォォォン
ななな、なんですか!?
?「待ちなさぁぁぁい!!」
見ると、私と同じくらいの金髪の女の子と刺青をした男性が走ってきた。
?「へっ。捕まってたまるかよ!!」
な、なんだかよくわかりませんがトラブルですかね。
なら、喧嘩…両成敗です!!
ズシッ
私は気圧を大きくして、2人の自由を奪った。
?「きゃあっ」
?「ぬおっ」
私は2人に近づいた。
?「ちくしょう!!放しやがれこのアマ!!」
アマとは…失礼ですね。
?「お願い!!そいつ、盗賊団の頭なの!!そいつを自由にさせないで!!」
……必死になって懇願してくるあたり、事実なのでしょう。
どうやら悪い人ではないようですね。
私は金髪の人だけ自由にさせると、金髪の人は男性の手首を縛り上げた。
?「さあ、観念しなさい、アラット!!もう逃げられないわよ」
何だったのでしょう?
?「ありがとう!!助かったわ」
「い、いえ…私は…」
私が言葉を濁していると、
?「ルーシィ~!!」
何人かがこちらへ叫びながら駆けてきた。
?「あっみんな!!クエストなら、バッチオッケーよ!!」
?「やりましたね!!ルーシィさん!!」
?「ま、少しはやるようね」
?「ああ。よくやった、ルーシィ」
?「よっしゃあ!!これで報酬25ジュエルゲットだぁ!!」
?「んじゃとっとと頂きに行こうぜ」
?「うわぁぁぁあい」
は、話についていけないです…。
と、とりあえず問題は解決したようですし、私も退散しましょうか。