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full of love(気象組BL)

第6章 6話


和也「先輩.....っ!」
智「翔くん.....。」
隆平「二宮くん?櫻井を助けたいんやろ?だったら俺と付き合うてくれへんか?そうしたら櫻井を解放したる。」
和也「ヤダ。」
翔「二宮くん!」
和也「俺は翔さんが好きなの...嫌愛してる....。」
隆平「......っ!」
和也「嫉妬も大概にしたらどうですか?」
隆平「うるさい!うるさい!本当に櫻井を殺すぞ!」
和也「殺れるもんならやってみなさいよ?」
翔「二宮くん!煽るのやめて!」
和也「ふっ....。」
と余裕の笑みを浮かべゆっくり近づいてくる....。
隆平「動くなって言ってんだろ!殺すぞ!」
と二宮くんが丸山くんの傍に来たと思ったら拳銃を添えてゆっくり自分の腹に当てがった。
翔「なっ....!」
隆平「にっ二宮くん?何してはる?」
和也「俺を殺れって言ってんの。先輩が殺されるなら俺が殺される。」
隆平「...........。」
和也「さあ?どうする?俺を殺る?」
隆平「...........。」
しばらくの沈黙。丸山くんの拳銃を持つ手が震えている....。
俺はその成り行きを黙って見つめていた。
しばらくして丸山くんは拳銃を床に落とした。
隆平「むっ無理や....。大好きな二宮くんを殺るなんて....俺には出来へん...。」
和也「良かった、丸山くん....。分かってくれて...殺人鬼に成らなくて。」
と二宮くんは優しく丸山くんを抱きしめた。
その光景に見て、俺と智くんは微笑みあった。
二宮くんから身体を離して丸山くんは俯いたまま....
隆平「こんなことしてすまん....櫻井....。こんなことして許して貰えないのは分かってる....でもムカついたんねん...二宮くんに愛されて....嫉妬した。」
翔「うん。」
隆平「ホンマにごめんなさい。」
と深々と頭を下げた。
翔「良いよ。気にしてないから....。」
隆平「二宮くんと....仲良くな?」
翔「え?」
と涙目で微笑まれた。この姿を見て確信した...。本当に丸山くんは二宮くんのことが好きだったんだって....。
申し訳ない気持ちになってしまった....。
和也「無事で良かったです....。」
と二宮くんに抱きしめられていた。
翔「来てくれてありがとう。ドア越しに二宮くんの声が聞こえた時、来てくれたんだって安心したよ。」
和也「少しは好感度上がった?」
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