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full of love(気象組BL)

第3章 3話


俺はぼーっとスマホ画面を見つめていた。
翔「俺以外車に乗せたくないって言われたんだけど...どういうことだろうか?」
雅紀「翔ちゃん、愛されてるね?」
翔「男に愛されても複雑な気分なんだけど....。」
ブーブーとLONEが通知した。智くんだ。
仕方なくLONEをタップした。
智【翔くんこんばんは、無事に帰れた?】21:10
翔【うん...わざわざありがとう。】21:12
智【そっか。それなら良いんだ。週末はゆっくり休んでね?おやすみ。】21:15
翔【おやすみ。】21:17
とLONEを終えた。安否の確認をしてくるなんて、智くんも優しいな....。
翔「雅紀、なんかよく分かんねぇ....。」
雅紀「うん。」
翔「智くんがね...俺のこと可愛いって言ってきたんだ...俺男なのに可愛いっておかしくね?普通女の子に使う言葉だよな?」
雅紀「好きな人のことは何をしてても可愛く見えるんだよ?」
翔「そうなの?」
雅紀「うん、俺もそうだったから....。ずっーと片思いだよ?その人全然気づかないの....。」
翔「どんな人?」
雅紀「その人は優秀で常に学年トップだったの。誰にでも優しくて俺の憧れだった...でもね、ちょっと不器用で怖がりで鈍感さんなの....。」
翔「ふーん....。」
雅紀「翔ちゃんにそっくりだね?」
と雅紀が言ったら突然ブチッと電気が消えた。
翔「へっ⁉︎何?何?停電?」
うわっ....恥ずかしながら身体が震えております...。
翔「まさきぃどこ〜?」
と情けない声も出てしまった。
雅紀「翔ちゃん、大丈夫、ここにいるよ?」
と雅紀の温もりが感じられた。とその当時に電気がついた。
翔「良かったぁ〜一生真っ暗かと思ったぁ〜」
雅紀「ふふふ、ごめんね?翔ちゃん、俺がワザと電気消した。」
翔「はあ?なんで⁉︎ざけんな!」
雅紀「翔ちゃんが怖がりな所を証明するため?」
翔「........。」
雅紀「翔ちゃん、もしかして泣いてた?」
翔「泣いてねぇ!」
雅紀「もう!翔ちゃんは可愛いんだから....。」
翔「可愛くねぇ!」
あ、そういえば、雅紀も俺のこと可愛いって....。
翔「もしかして俺のこと好きだったの?」
雅紀「ナイショ!」
はぐらかされた....。よく分かんね....。
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