• テキストサイズ

【ツイステ/短編集】◆ SCaT !!◆

第8章 届かない宝 【カリム・アルアジーム】




「……う、うーん?…何かゾワッとした。」
「…え、寒気がするんですか!?」
「いや、…こう、ゾワゾワっと…。」
「……………?ゾワゾワ?」

この内側から込み上げる_ゾワゾワする妙な心地は何なんだろうか。数秒ソレが不思議だったが、自然と動いた俺の身体が全ての答えなんだろうと思う。

「…え?……ぅあ。」
「ははっ!さっき飲んだ紅茶の味がする。」

煩い小太鼓に合わせて小さな唇に熱を寄せた。

「!!…楽しいな!!」
「え。…あ、…はい!!楽しいです!!」

ほんのり甘くて紅茶の香りのする口付けと、天気の良い中庭で君を心から好きだと思った。

____そんな幸せな昼休みの話。



/ 70ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp