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【ツイステ/短編集】◆ SCaT !!◆

第6章 幸せの記憶 【ジャミル・バイパー】



「ジャミル先輩!!」
「……ん?」

もう一度、ちゃんと伝えよう。


「誕生日、おめでとうございます!!」
「そう何度も言わなくても聞こえてる。」
「何度言っても足りないんですよ!」


何度も何度もしつこいくらいに伝えよう。


「ありがとう。最高の誕生日だよ。」



大好きなジャミル先輩の誕生日。

大遅刻をしたけれど、今こうやって笑ってくれているから。きっとプレゼントは成功したんだろう。

【いつか、この人の夢見る世界を贈りたい。】
そんな身の丈に合わない野望を抱いた、特別な夜。


_____Happy birthday。

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