第3章 出会い
ご飯も食べ終え、風呂も入り、歯磨きも終えた。
もういつ寝ても大丈夫な状態である。
ちひろは自分の部屋で、ノートに文字を走らせていた。
キリがいい所でペンを置く。そして大きな伸びをした。
さぁ、そろそろ寝よう。
椅子から立ち上がり、ベットへダイブ。
うつ伏せの状態で、顔だけ横に向ける。
睡魔がもう襲ってきていて、まぶたが重い。
ふと、クローゼットの隙間が気になる。
ち「…………光…?」
クローゼットの隙間から光が漏れていた。
クローゼットに電気がついてないし、おかしい。
怪しい。なんか嫌な予感する。
起き上がり、ベットから降りて、クローゼットに近づく…。
バッッッ!!!
ち「これは、何……!?」
いつものクローゼットなら、自分の服やら色々あるはずなのに今回は違う。
いつも見てる物はどこにも無くて、歪んだ時空が揺らめいている。
どういう状況だ?これは一体なんだ?
ふと、ちひろは右手をそれに近づけてみる。
そして、入れる。
なんともない。すこし空気が冷たいような気もする。
これがどこまで続いてるんだろうか。ふと気になった。
時刻は午後12時を過ぎている。
親はもう寝ているだろう。
ち「…よし、」
彼女は、その中に飛び込んだ。