第2章 別れと出会い
まだ、春を感じるなか2人の影があった。
中体連が終わりこれから新体制で頑張って行く頃合い。
影山「……」
明星「な〜にしょぼくれてるんですか〜?」
影山「お前引っ越すんだろ?」
明星「まぁ仕方ない笑」
影山「…」
明星「大丈夫だって!飛雄ならバレーやってけるって!セットアップ上手くなるって」
影山「及川さんサーブトスおしえてくれないし」
大きな目には似合わないムスッとした顔をした。
明星「教えてくれないなら見て盗むしかないじゃん?
誰しも脅威だと思ってる人に教えないでしょ」
影山「……あと、ルイがいなかったら居残り練とか出来ないだろ」
明星「それは〜英とかに付き合ってもらいなや
それにずっと東京にいる訳じゃないし笑」
影山「いつ戻ってくるんだ?!」
明星「んー高一かな?」
影山「もう高校決まってるのか?」
明星「まさか!そんなわけないでしょ笑
でもまたこうやって同じ学校だったらいいね」
飛雄に対して微笑んだ
影山「中学の間はもう帰ってこないのか?」
明星「そんなに会いたいの〜?笑」
悪戯っぽく言う
影山「………。」
明星「そんな真顔で見ないで。
そうだな〜決勝。
飛雄達が決勝戦に行ったっていう報告を受けたら見に行ってあげなくもない」
影山「上等だ」
明星「だからそれまで英とかと仲良くやんなよ?す〜ぐ言いたい放題なんだから笑
じゃあ、決勝で見るの楽しみにしてます!笑
またね」
影山「おう」
君の笑顔を見たのは中1の7月が最後でお別れした。