第2章 別れと出会い
「どう?佐久早先輩のこと気になり始めた?」
「いや?特には…」
ブブッ
と机の上に置いていた携帯がなった
そこには聖臣から連絡が来ていた
"早く来い"
「あ!」
「ビクッ なに」
「今日、臣と体育館行ってバレーするんだった
ごめん帰る!じゃっ!」
と言葉を残し教室を出ていった
「バレーって2人でできるもんなの?」
「さぁ?できてレシーブとかじゃん?ま、あの人たち別次元だからな」
「まぁ、体育男子と混ざるほどだもんね、の運動能力」
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「ごめん、待ったよね」
佐久早「別に」
「あれ、元也は?」
佐久早「…今日は帰った」
「ま、休みもあれだったからね、臣は休まなくて大丈夫?」
佐久早「あぁ
(古森のやつ…"今日は気持ち確かめてみたら"って
なんの気持ちだよ)」
「…臣って彼女作らないよね、なんで?モテるのに」
佐久早「は?お前マジで言ってんの(デジャブ…)
あんなピーピーギャーギャーしてる奴と一緒にいるとか無理に決まってんだろ
それに、ベタベタくっついてんのも無理
しかも…おえっ」
「え、なに、そんな拒絶反応出るほど無理なの笑」
佐久早「違う。知ってるか?」
「何を」
佐久早「…キスすると1秒間に2億個の細菌が行き来するって」
「…それ、他の人には言わない方がいいと思う。でもどういう細菌が行き来してるんだろうね」
佐久早「…考えたくもねぇ」
「あはは笑笑
…でも。きっとそういう人たちはそんなことどうでも良くて、
それ自体も愛おしく感じるのかな?
分からないけど」
佐久早「さぁな…
…してみるか?」