• テキストサイズ

貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第7章 虚心坦懐





優しくないくせに、やたらと甘い光秀さんの意地悪は、中毒性のある甘い毒のみたいで。
その毒は、ゆっくり、気づかぬうちに相手の心に浸食してゆく。


そして、その毒なしにはいられなくなってしまう



惚れれば地獄–––町の女性たちの言葉もきっと、真実だろう




「茜、何を呆けている? 置き去りにされたいのか?」


「……待ってください!」




馬に飛び乗り、先を行く白銀の馬を追いかける。

手間取らず駆け出せた自分に、走りながら気づいた。

/ 573ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp