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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第7章 虚心坦懐




佐助くんの現代に帰れるという言葉が、私の中で引っかかり、一瞬、どう返事をしたらいいのか少し戸惑った。


現代に帰れば、もう光秀さんと会うことはない


(現代に帰る……)



「茜さん?聞いてる?」


「え……?あ、う、うん。聞いてるよ」


「ただし今は乱世、油断はできない。戦の火種は、安土と春日山の間にだけあるわけじゃない」


「……たしかにそうだね」



一瞬、よぎった思いに蓋をするように、、私は佐助くんの話に耳をそばだてた。


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