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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第6章 疑心暗鬼







(……今日はお城に来てるのかな)


廊下の掃除をしながら、ため息を噛み殺す。


光秀さんを見かけなくなって、もう三日が経つ。


(『近々顔を出す』って言ったのに。これじゃあ、監視になってないじゃない。私が逃げ出したらどうするつもりなんだろう。)


会えない間も、書物を読み、九兵衛さんに付き合ってもらい乗馬や体術の訓練を続けているけれど……


何か物足りなさが、自分の中で続いていた。


気づけば、光秀さんの影を探してしまう自分がいる。


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