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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第5章 甘味屋での甘い休息





茜の秀人を思う気持ちは、呪縛のように茜自身を縛りつけていた。

自分も息が止まる、その瞬間まで彼を想い続けなきゃいけない。

それが残された自分が唯一、秀人の愛情に応えられる方法


茜はそう思っていた。



死んだ恋人を思う、その呪縛は、切なくて悲しくて……


そして、優しいーーーーー



頭の中に思い浮かんだ光秀の笑顔を掻き消すと、茜はその笑顔を秀人にすり替える。




茜が深く息をつき、姿勢を正して書物に向き直った時……

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