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ほのぼの本丸日記

第3章 どうしましょ.....


目覚めると、畳の上だった。
目の前に見えるはずの壁や障子が見えない。
眼前に広がるのは深い青色だけだった。
ここに来て青色のものは、いや、者は1人しか見ていない。
見上げるとそこには静かに目を閉じて眠る三日月様がいた。

寝顔が美しすぎて私は息を飲んだ。

「......っ、んー、あぁ、おはよう主」
「おはようございます。調子はどうですか?」
「とても良い。だが、主は大丈夫か?丸2日間も眠り続けていたのだぞ?」

ん?2日間も?
それはまずい。早く本丸の状況を確認して政府に報告しなきゃなのに。
とりあえず起きなきゃ。

「2日間もですか?ご心配おかけしまして申し訳ございません。とりあえず、起きて本丸の状況を確認しますのですみませんがお手を緩めていただけますか?」

そう、実はさっきからずっと三日月様の胸のなかに閉じ込められていたのだ。
これがなかなか強くて逃げ出すことができない。
しかし、三日月様は

「嫌だ、俺はこのままが良い」

そう言って放してくれない。
その上、なんだか三日月様の手の動きがおかしい。
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