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Twitterフォロワー様のリクエストorお祝い小説

第3章 お休みタイムVer.クロロ(誕生日お祝い小説)



「……ん?なんだお前まだ寝てなかったのか?」

とっても眠たい卦度眠れない、そう言いながらスペースを開ける。緩めたワイシャツにスラックスのまま自分の隣に横になるクロロは夜桜にシーツをかけ直した。

「……遠足前不眠症だな」

なにそれ……?と首を傾げる夜桜をクロロはその頭を撫でながら

「楽しみが次の日にあると眠れなくなる症候群のひとつとされている。子供のなるヤツだ」

子供……と言われムスッとする夜桜、確かに明日はクロロと誕生日を祝うために出かける。しかし遠足ではなくデートだ。夜桜とクロロは付き合っているのだからお出かけでも無くデートだ。

「そんなに俺とのデートが楽しみか?」(クス

当たり前だ、恋焦がれてようやく結ばれ初めての誕生日デートだ緊張しない訳が無い。文句を言ってやろうと口を開こうとするとそっと手で窘められ。

「起きれなくなる。俺も寝るからお前も寝ろ」

優しく抱きしめられクロロの暖かい体温が夜桜に移る、先程迄眠くても眠れなかったのに自然と瞼が降りてくる。心音も少し上がったがクロロが背中を撫でるとそれも落ち着いてくる。
おやすみ……夜桜の出そうとした声は眠ったことによりクロロに届くことは無かったが、クロロはその寝顔をみて獲物を撮った時とは別の優しい笑みを浮かべていた。

「手放されると思うなよ……お前は俺の獲物だ。」

飽きること無くずっと手元に置いてやるからな……覚悟しろよ。
かつて獲物を愛でるだけ愛で売り払っていた男は、ただ一つの獲物を手に入れることに成功した。この先その男が手放すことは無いだろう例え……獲物が逃げたとしても……。

END

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