• テキストサイズ

ノゾキはダメです!!【短編集】【鬼滅の刃】

第19章 数学教師 不死川実弥②


「ん…」

ー寝ちゃってたの、かな…?

「目ェ覚めたかァ」

「ぎゃあイケメン」

「あァん?」

実弥は私の横に寝転がっていた。
どうやら行為後に私は気絶してそのまま寝ていたらしい。

「で、もうあんなクソ漫画読まねェよなァ、もちろん」

「はっ、はひっ!もちろんです」

「…始めっからそう言えばいいのによォ」

実弥はくるりと後ろを振り返り、頭を乱雑にボリボリと掻く。
振り返った背中には4つの私が引っ掻いた跡があった。

「へへ、実弥の愛してる聞いちゃった…」

私が小さな声でそう呟くと、実弥は私の顔面をすごい勢いで掴んできた。

「いだだだ!!なに!なによ!!事実でしょ!」

「うるせェ!黙っとけェ!!」

指の隙間から実弥の耳が見えると、その耳は薄ら赤くなっていた。

ーもう、素直じゃないんだから



ーーfinーー
/ 525ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp