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ノゾキはダメです!!【短編集】【鬼滅の刃】

第14章 【炎柱】煉獄杏寿郎


すでに先っぽからは透明の先走り液が溢れ出ていて、手を濡らす。

「っふ…く…」

こんな背徳的なことで興奮しきっている自分が情けない。
しかし、1度ついた火は中々消えないように、興奮の火は燃え上がるばかりだ。
沙織の手ぬぐいをソレにあてて、上下にしごくだけで、その火はより燃え広がっていく。

「…沙織っ…」

すると、目の前に光の筋が現れる。
つまりは襖が開けられたということだ。

「杏寿郎…?」

襖の方に目をやると、そこには沙織が立っていた。
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