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貴方に出会うそのために〜イケメン戦国 徳川家康・上杉謙信〜

第15章 好きだから





二人で歩いた城下町
烈の頬に触れた指先
絡み合った指先……

その熱さを思い出せば、自分の烈へ想いを否応にも認めてしまう。

だからこそ、油断して敵に捕まるという失態を犯した自分に嫌気がさした。

「落ち着いたら……迎えに行ってあげたら?」


「……どの面、下げて迎えに行けって?守るどころか、俺のせいで、あんな危険な目に合わせて……。」


不甲斐ない自分が情けなく、烈を囮にさせてしまったことに、家康は胸が軋む思いだった。

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