第1章 トラブルの元

「お前神威の知り合いなんだろ？強制連行だ」

「えー、そんなこと言ったら神楽ちゃんだって神威の妹じゃーん…てか」

バキャァァァァッ

「私夜兎だって言ったよね？こんな手錠は無意味」

蘭花はペロリと唇を舐めた。

「あー、気をつけた方がいいアルよ。蘭花は神威と殺りあって死なない程度に強いアル」

その言葉に、新八は目を見開いた。

「え、それってやばくない⁉︎神楽ちゃん止めた方が…」

「もう遅いアル」

見ると、蘭花は土方の胸ぐらを掴んでいた。