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鬼滅の刃◆短編【R18】

第4章 送られオオカミ【R18】《義勇》




「…それに、ここはきゅうきゅう締め付けて抜かないでって言ってるみたいだけど?」

「あぁぁぁ…っ!」

より激しく肉壁を擦られて
みさの身体はガクガクと震えた。

「やぁぁぁ…っ」

追い討ちをかけるように、富岡のもう片方の手が充血しきった肉芽に伸びて指の腹でそれを押し潰した。

「また、きちゃう…あぁぁっ!!」

「大丈夫、イって良いよ…」

耳元で囁かれて
身体の底からゾクリと沸き上がるものに、頭が真っ白になる。

「っ、あぁぁぁ………っ!!!!!!」

ビクンと身体が跳ねて
脳がふわりと浮かんだ感覚に陥った。



意識が飛ぶ時ってきっとこんな感じかもと、未だ快感から戻らない頭でみさは思った。
身体が怠くて言うことを聞かないので、富岡にされるがまま
布団に仰向けに寝かされてスカートと下着を脱がされるのをぼんやり眺めた。

気がつけば富岡は覆い被さってきて
顔が近くにあって、軽く触れるだけのキスをされる。
ぽろりと涙が零れれば、富岡の指が優しく涙を拭った。

 

「言いそびれちゃったけど…
私、富岡さんが好きです…」



その言葉に一瞬目を見開いた富岡は、すぐに目を細めた。

「でも酔っぱらいだから今言っても覚えてないかもなんでしたっけ」

そーだったー。とわざとらしく呟けば富岡は笑った。

「いや、桜田がうちに入った時から酔いなんて冷めてる」

「…ええ?」

「好きな女を家に連れ込んだら、酔いなんて冷めるだろ、普通に」

「…私、まんまと罠に引っ掛かった感じですか?」

「…まぁ、そうなるな」

楽しそうな富岡と目が合う。
悔しいやら何やらだけれど、想いが通じ合って結果オーライと言うことで。

富岡の頬に手を伸ばせばまた口付けを落とされる。
ぬるりと口内に入り込む舌を受け入れて二人の唾液が混ざり合うと、くちゅくちゅと音を鳴らした。

「ぁ、んぅ…」

再び熱が身体に灯される感覚に、じわじわと脳が痺れた。

「蕩けちゃって…桜田、可愛い」

みさはその言葉に身動ぎする。

「富岡さんて、なんだか想像と違うと言うか…
とっても甘々ですよね。…酔ってるから?」

富岡は思わず頬を染めた。




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