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【弱ペダ/新開】王子と女の子D【甘】

第12章 No.11 (インハイ2日目)


ー新開side



レースが始まって、
箱学は絶好調かといったら、
そうでもなかった。

京都伏見が厄介だった。



(あと少しで直線だ…どうする…。)



京伏の御堂筋くんが挑発をしてくるが、
俺はいたって冷静だ。

泉田「アンディ!フランク!ーーーーー」

「泉田、落ち着け。俺が行く。」

挑発に乗ってしまった泉田を抑えた。

御堂筋くんが「?」っていう顔をしながらこちらを伺っている。





「俺は新開、ゼッケン4。箱根学園のエーススプリンターだ」




バキューン




御堂筋
「おもろい!!!いこか!!!」




俺と御堂筋くんは一気にスピードを上げた。

御堂筋「エーススプリンター?ボクゥそういう肩書き嫌いやわぁ。」



幾度なく挑発をしてくるが、
俺には箱学を侮辱してきたこいつ、
チームメイトをバカにしてきたこいつが、
許せなかった。

肩書きが嫌い?

何を言ってるんだこいつ。
俺たちは箱根学園。王者だ。

そして俺が、そのチームのエーススプリンター。

プライドがあるに決まっている。




「俺もひけらかすつもりはないよ、御堂筋くん。」




御堂筋くんも強い。早い。
だけど俺はもっと強いし、こいつに勝たなきゃいけない。





御堂筋「うーーーーーーーーーっ」




「なんだよ、そのサイレンは。」




御堂筋「うーさーぎー美味しいー」


「…っ」


御堂筋「うさぎ美味しいやっけ?轢き殺したあと食ったんやっけ?」





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