第6章 No.6
ー2ヶ月後
その後俺は相変わらずさやかに勉強を教えてもらって、
人生で一番集中した。
さやかのためにもぜってー合格してやりたくて。
今日のために俺は死に物狂いで勉強した。
意外だろ?
けど、俺、やる時やるんだわ。
そんな今日は合格発表の日。
俺は洋南大学の合格掲示板までやってきた。
『1430番』
この番号が俺の運命を左右する…。
あちらこちらで『おめでとー!』っていう歓声が聞こえる。
胴上げなんてしやがって。騒がしいな。
『1350番』
近い…俺の番号はもうすぐそこ。
頼む。
『1420番
1423番
1425番
1427番
・
・
・
・
・
1430番』
「よっしゃーーーーーーー!」