【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第25章 強化合宿はじめます
し『(…一夫多妻制…の逆って。
ああ、アリですねこれ。その道理が通って
しまえば柚樹さんも義慈さんもの事を
好きなまま…。私も姉さんも……有り得ますね。
なら私達は構いませんし……。
か、可能性は高くなります。コレですね!!)』
彼女が思いついた暴論は
ついでに自分と姉の恋路も巻き込んで
どんどんと広がりを見せているようだ。
確かに暴論ではあるが
皆が幸せになる その方法は今の彼女の中で
ソレだとハッキリと切り替わった様だ。
し『………さあ、思う存分1度拗れなさい。』
実『………こ、胡蝶ォ?』
杏『………な、何の…話しだ。』
し『ふふふっ、なんでも無いですよ。』
実 杏 『『(………触れないでおこう。)』』
微笑みを称えるしのぶの策は
どうやら優しい策では無さそうだ。
何故かは分からないが自分達に向いている
しのぶの恐ろしい矛先を感じ取りながらも
ひたすら魚を焼く実弥と杏寿郎だった。
し『(あいにく私も姉さんも諦めるつもりないので……ふふっ。足がかりにさせてもらいますよ。)』
実『(………なんか威圧感がすげぇ。)』
杏『(逆らっては行けないと本能が言っている。)』
吉と出るか凶と出るか。
そんな事は関係ない、凶ならば転がすまで。
まるで戦いのような心境を掲げて
しのぶの恋路もジワジワと進むのであった。
いつもきっかけはひょんな事から始まる。
それが幸か不幸かは誰にも分からないが
積み上げ来た毎日の結果がそれなのだ。
急速に拗れ出した彼らの色々も
きっと強くなるた為のきっかけ。
殺伐とした毎日ばかりでは気が滅入る。
時たまこうやって色に染まるのも
もしかしら大切な事なのかもしれない。
鬼の山で彼らの青い想いは急速転がり出した。