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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第2章 おいでませ鬼滅の刃。


□強さと流派


翌日の夕刻。
とても焦っていた。

「もしかして私、物凄く強いですか???」
『『…物凄く強い。』』

「そ、そんなに落ち込まないでください!」


2人の優しい師範が
地面にめり込みそうなほど落ち込んでいるからだ。

しかも、その原因は明らかに自分である上に、
どうしようもない事だった。


事の発端は、初稽古の朝の事。



柚『とりあえず、今の実力を見たいから
義慈と竹刀で打ち込みをして欲しい。』

「わ、わかりました!」

義『ルールは特になし、
喧嘩殺法でもなんでもござれだ!
気を失うか、肩より上を打たれた方が負けだ!』

「はいっ!」

はじめっ! という柚樹の掛け声と共に
打ち込みを開始したのだが、
勝負は一瞬でついてしまった。


柚『…えーと。』

義『…いてててて…。
正直こんな事だろうと思ったんだよ。』

「…。(私が踏み込んだ地面が抉れている。)」


柚『えっとね、とにかく
踏み込みが物凄く良いね。』

「…あ、ありがとう、ございます。
(もう私ゴリラやん!!!)」


義『ちょっと待て。
お前…そういえば剣道と薙刀を
ほんの少しなら。って言ってたよな?』

「…は。はい。私がしてきたのは
拳を使う武道がほとんどでしたので。」


柚 義『…………。』
「ごっ、ごめんなさいっ!」

そんなこんなで、
柚樹とも、打ち込みをしたり
罠だらけの山を駆け下りたり
挙句腕相撲までしてみたが、
全てが圧勝してしまったのだ。


わずか10歳の少女に
コテンパンに負け、男としてのプライドは
ズタボロだろう。


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