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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第2章 おいでませ鬼滅の刃。


□2人の男

「布団だ…。」

目が覚めるとそこは小屋のような家の中で
すぐ近くに2人の男が囲炉裏を囲っていた。

「あ、あの。」
『起きたのか、まだ寝っ転がってろよ。』

そこら中痛てぇだろ。と
短髪で黒髪の男に言われ、
確かに痛い。と素直言葉に従いまた横になる。

『義慈(ヨシシゲ)、
手と足と膝小僧にそこにある薬塗ってあげて。』

やけに優しい声色の黒髪長髪の男が
先程の男に話しかけながらユルユルと腰をあげる。

『今、白湯を入れるからね、少し待っておいでね。』
「あ、ありがとうございます。」

それにお礼を言うと、
先程の義慈という男に腕を掴まれたので
そっとそれを振り払う。

「手は、大丈夫です…。」

『あぁ!?いいから出せ!』
「本当に大丈夫です。」

そんなやり取りをしていると
ほほにちょうどいい温度の湯呑みが当たる

『もっと優しく言ってあげなさい。
そしたら薬は後でいいから、これをお飲み。』

「は、はいっ!!」

小綺麗な湯のみを受け取ると冷えきっていた手が
ジンジンと温まり、生き返った心地がした。

『落ち着いたらお話ししようね。』

長髪の男が愛想良く笑うのを見ると、
はスっと正座をして2人に頭を下げる。

「助けて頂きほんとにありがとうございました。
何か出来ることがあればお礼させて下さい。」

そんな様子に少々面食らうが、
悪い気もせず気にするなと声をかけてやる。

『そういえば
お前の短刀錆だらけだから磨いておいたぞ。
そんなもん握りしめて何やってたんだ?』

ん?素直に言ってみな?と
顎を持ちながら茶化すように顔を覗き込む。

「えっと!!////」

『おい、柚樹(ユズキ)このガキ一丁前に
顔赤くしてやがるぞ!!』
「あ、赤くないですっ!!////」
『いや?ゆでダコみてぇだぞ?』
「…うっ。/////」

そんな様子が面白いのか
義慈はグイグイと顔を近づけ顔を覗き込む。

『そんなからかわないの。
君もそんな男に照れてるんじゃないよ?』

そんな様子を見かねて
柚樹がやんわりと義慈を咎めると、
優しい笑みを浮かべて問いかけた。

『あの格好でなぜ夜中の雪山で倒れていたのか
ゆっくりで良いから、説明できるかい?』

「…あ、はい。」
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