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君だけ欲しい【気象系BL小説】

第3章 甘くて苦い




智「貸してくれてありがと〜」
翔「こちらこそ、。」

折角なら今日から同居しようって事になって。急に泊まる事になってパジャマも下着も持ってなかった智くんに俺の服を貸してあげた。比較的新品のパンツを貸したけど「抵抗あったらコンビニで買いに行くよ、!」って言ったら智くんは何故か匂いを確かめた後「いい匂いがするから大丈夫」と言って俺のパンツを受け取った。

風呂上りの濡れた髪に全身俺の服を纏った智くん…。パジャマから覗く鎖骨とかそこに滴る水滴とか、動いた時にチラッと見えるお腹とか俺のパンツとか。

智「しょおくん?」
翔「あ、いや何でもない…」

ぼーっと智くんを見つめてたからどうしたの?と不思議に思われてしまった。もう眠たいのかソファーでウトウトする姿も滅茶苦茶可愛くて。
いつも優しく笑ってくれる貴方を押し倒してキスをして…それ以上の事も出来たらって。獣みたいな感情がぐるぐる渦巻いくのをぐっと我慢した。


智「んふ、ちょっと狭いね」
翔「大丈夫、?俺やっぱりソファーで…」
智「全然大丈夫。それに翔くんちなんだからソファーで寝るなら俺が寝るよ」
翔「それは悪いよ!!!」
智「じゃあ一緒に寝よう?」


結局智くんに促されて一緒に寝る事にした。セミダブルのベッドに男二人。やっぱりちょっと狭くて肩が触れ合う距離で。
ベッドも買わなきゃな…。智くんが許してくれるなら、シングルサイズを二つじゃなくて、二人で一緒に寝れるダブルベッドに。


翔「おやすみ、智くん」
智「ふふ。おやすみ翔くん」


誰かと一緒に寝るのなんて久しぶりで。それが俺の好きな人で。ドキドキしてなかなか寝付けなかったけど凄く幸せな気持ちで眠りについた。





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