第6章 はじめまして
そして、リヴァイ班初めての活動日
起きたのは5時30分頃。
何故こんなに早く起きたのか…それは、掃除があるからだ
(掃除って6時頃だよね…食堂に集合。)
私は歯磨きと髪の毛を軽くセットして、服を着替えて部屋を出た。
(うぅー寒い…朝は冷えるなぁ)
凍えながら食堂に向かう。
食堂に着くと、1人の男性がメモをしていた。後ろを向いているから誰かわからないが予想はついていた。
(…え、あの髪の毛の色であの髪型ってもしかして…
団長?
こんな朝早くから食堂に来るんだ…!!へぇ…でも、忙しそうだし話しかけないようにそおっとするか…)
そう思い、私はこっそり足を立てずにテーブルへ座ろうとした。
だが、その時、ゴキっ
嫌な音がしたと、同時に、
「…っ痛ーい!!」と、叫んでしまった…
小指をテーブルの脚に打ってしまったのだ。
もう無理だと思い、その場でうずくまってしまった。
すると、その叫びに気づいたエルヴィンが
「どうした?足でも打ったのか?」
と、いいながら近づいてきた。
(…来ないでください…仕事の邪魔してすいません…朝から団長に会えて幸せなのに死にたい…)
「…にょほんか、おはよう、朝は早いな…寝ぼけてるのか?」
と言ってきた。
(バレたし…今日は掃除があるんですー…)
「だ、団長おはようございます…今日は兵長達と掃除が朝早くからあるそうで、それで食堂集合なんです…」と言って立ち上がった。
すると、私は少しふらついてしまった。さっき足を打って少し痺れているらしい。
「あっ…痛っ」倒れそうになったが、エルヴィンが私を支えてくれた。
体温が伝わってくる…心臓の音が聞こえる。
トクントクン…とても心地がいい。男らしい体型…それに団長特有の匂い…この匂いが私を酔わせてしまう。
そう思っていると、後ろから
「あ!エルヴィン団長だ!おはようございます!!」
と、エレンが来て、敬礼した。
私はびっくりしてエルヴィンから離れた。
凄いドキドキする…(さっき私の心臓の音…伝わってるよね…/////)
エルヴィンが「あぁ、おはよう…今日から班で動くのか。頑張ってくれ」
と、私達に呟いて資料を取りに行った。