• テキストサイズ

愛の囁きを。

第3章 Sakurai.




帰り道、
テレビ局はやっぱ賑やか。


よく来てるのに、
初めて来た感じだったな。



帰ったら荷造りして準備だ。



「愛里ちゃんっ!!!」


出入口、そこには翔くんが。

なんでそこに翔くんが居るの?!
いや、むしろ居たらなんとなく騒がれる...


「いつからそこに居たの?」


「あは、ずーっと。」


と苦笑い

ずっと居たんならむしろ楽屋に居てよ!



なんでそこに居たのかも分からなくて、
翔くんはずっと変にニコニコしていた


「あの、さ。アメリカ行くんだよね」


翔くんの言葉に驚いた


恐らく智しか知らない事であろう、情報を
なんで翔くんが...?


行くけど、行くんだけど。



「俺、言わなきゃいけないことあって。
 だからここで待ってたんだけど...。」


「あはは。私もあるよ、翔くんに
 言わなきゃいけないこと」



お互い、言わなきゃいけないことを伝えて

ここでお別れだ。




伝えるんだ、自分の気持ち。

フラれたっていい。
そう決めたんだもん



伝える、それだけ。


























 
/ 314ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp